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Siklu マルチホール TGシリーズ MultiHaul TG N367
Siklu MultiHaul（マルチホール） TG N367は水平方向360°をカバーエリアとし、ノード機器同士の接続およびノードとターミナルユニットの接続で構成される製品です。ノード機器間（TG N367やTG N265）の接続を行うことでメッシュ型のバックホールを構築することができます。また、ノードとターミナルユニットの接続を行うことでポイント to マルチポイントの接続も構築することもできます。
MultiHaul TG N367の製品概要
Siklu マルチホール
TGシリーズ
TG N367
製品名：N367
60GHz帯、免許不要
速度：最大3.8Gbos
距離：〜250m
接続範囲：360°
◾️ノード機器同士（N367/N265）と接続可能
※１パネルアンテナあたり最大２ノード接続可能
※パネルアンテナ4枚標準搭載）
◾️ターミナルユニットと接続可能
※１パネルアンテナあたり最大15ノード
※パネルアンテナ4枚標準搭載
| N367 | |
|---|---|
| ライセンス | |
| 不要 | |
| 接続距離（1Gbps目安） | 〜２５０ｍ |
| トポロジー | PtP, PtMP, L2 SDNメッシ |
| 製品種別 | ノード |
| 周波数/Duplex技術 | 57-66GHz（４チャネル）、TDD/TDMA |
| チャンネル幅、変調、ATPC | 2160MHz, BPSK-QAM16 (10レベルの適応変調）、無線リンク毎のATPC |
| 通信速度 | スループット3.8Gbps/1アンテナあたり 物理レート4.6Gbps/1アンテナあたり |
| アンテナ範囲 | ４アンテナで360° （１アンテナあたり：水平方向90°、垂直方向25°） |
| インターフェス | RJ-45 10/5/2.5/1GbE with PoE-In x１ RJ-45 1GbE with PoE-Out x１ SFP+ 10GbE. x１ port is reserved for future use x１ |
| イーサネット機能 | IEEE 802.1d transparent bridge IEEE 802.1q VLAN IEEE 802.1ad Provider bridge VLAN stacking |
| セキュリティ | AES 128ビット（無線区間）、GUI over HTTPS、CLI/filetransfer over SSH |
| 管理機能 | In-bandおよびOut-of-band、Web GUI&CLI、NETCONF |
| PoE出力 | 42W POE-Out (802.3bt) x1 |
| 電源供給 | PoE (802.3btまたはpassive)もしくはDC 48V（要RJ-45アダプタ） |
| 消費電力 | 48W(PoE出力なし）90W(PoE出力42W） |
| 動作温度 | -45℃〜55℃ |
| 寸法(W x H x D) | 195 x 242 x 184 mm |
| 重量 | 3.6 Kg |
| 防水防塵 | IP67 |
| 準拠規格 | EMC: US FCC 47 CFR Part 15 / EN 301 489 、 Safety: UL/IEC 62368-1; UL/IEC 60950-22 、Terragraph、日本国内技適 |
MultiHaul TG N367の特長
拡張性に優れたMH TGシリーズ N367
ノードユニットはカバー範囲に応じてN367(範囲360°型)と N265(範囲90°型)から選択可能です。
◾️ノードユニットはカバー範囲に応じて選択可能
カバー範囲に応じてN367(範囲360°型と) N265(範囲90°型)から選択可能です。
◾️TUと最大15台のマルチポイント接続が可能
TU(ターミナルユニット）は1:15の接続に対応可能、拡張性の高いマルチポイント接続が可能。
マルチホールTGシリーズ N367の設置方法
以下の設置条件に注意し、ポールの先端に設置していただくことで最大限の性能を発揮できます。
ポール先端へ取付けることで遮蔽なし
ポールの中間設置は部分的に遮蔽となります
全方向へバックホールを拡張するのに適した設置です。
４インチのポールの場合におよそ20°の遮蔽が発生します。
マルチホールTGシリーズ N367の接続構成
広域をカバーするメッシュネットワークと1対多のマルチポイント接続が可能です。用途に合わせ構成を選択可能。
マルチホールTGシリーズ N367の用途
街中、キャンパス、工場構内、レジャー施設敷地内のバックホールネットワークに最適なソリューションです。
用途：Wi-Fiネットワークのバックホールとして
用途：監視カメラの映像伝送およびネットワーク延長
用途：デジタルサイネージの伝送経路に
用途：河川/幹線道路を跨いだネットワーク延長
利用例１：Wi-Fiバックボーン
導入場所：奥志賀高原スキー場
導入機器：EtherHaulシリーズ EH600TX(1ftアンテナ使用）
接続距離：1.6km
スキー場山頂のゲレンデエリアでインターネット利用を提供するため、麓からおよそ1.6kmをSikluで中継。Sikluは従来の有線通信ではカバーしきれない広大なエリアの中継を可能にし、スキー場全域で高速安定した通信環境のWi-Fiサービス提供が実現しました。
利用例２：Wi-Fiバックボーン/音声伝送システム
導入場所：成田ゆめ牧場
導入機器：マルチホールシリーズ
接続距離：100m
成田ゆめ牧場の広大な敷地内にワーケーションエリアを構築するため、低コストで安定した高速通信と同時に場内音声配信するソリューションが必要でした。Sikluの製品は音声配信にも対応、高速で安定した無線通信インフラを構築し、ワーケーションエリアにおいて待望のWi-Fiサービス提供に貢献しました。
利用例３：監視カメラバックボーン
導入場所：工場
導入機器：マルチホールシリーズ
接続距離：100m
建屋から離れた駐車場でのいたずらが多発。有線の敷設は困難でしたが、いたずら防止のためセキュリティカメラを使用すべくSiklu製品を導入しました。課題であった駐車場までのLAN延長をSikluによって無線中継で解決、カメラ映像をリアルタイムで確認することができ、セキュリティの向上に役立っています。
利用例４：ビル間の無線中継
導入場所：聖マリア病院
導入機器：EtherHaulシリーズ EH8010FX
接続距離：400m
建屋間で大量の医療情報をやり取りする必要がありましたが、有線の敷設はコストが高く課題となっていました。Sikluを導入することにより、有線に匹敵する高速で安定した通信環境を構築、有線の敷設よりはるかに低コストでネットワークインフラを実現しました。
