東京から1,000km離れた地方シェアオフィスを、UniFiで遠隔一元管理

Ubiqiuti UniFi
SONEt × Ubiquiti / 導入事例
導入事例 Case Study

東京から1,000km離れた
地方シェアオフィスを、
UniFiで遠隔一元管理

UniFi Network UniFi Protect UniFi Access
導入先
MORIMON LAND 牛深(熊本県天草市)
インテグレーター
日本デーコムサービス株式会社(東京都港区)
運用開始
2024年11月19日
MORIMON LAND 牛深 施設写真
01 導入の背景

熊本県天草市役所牛深支所内に、IT企業向けシェアオフィス型サテライト拠点「MORIMON LAND 牛深」が開設されました。地域活性化の取り組みの一環として整備され、IT企業の誘致・リモートワーク拠点の確保・地域人材との交流創出を目的としています。複数の企業や利用者が日常的に利用するマルチテナント型の施設です。

ITインフラ全体の設計・構築・運用を担ったのが、東京都港区に本社を置く日本デーコムサービス株式会社です。牛深エリアは東京からおよそ1,000kmに位置しており、現地にIT担当者を常駐させない完全リモート運用が前提条件でした。

02 課題と対応策
課題 1 現地SE対応の時間・コスト削減

東京から牛深への移動を伴うSEのオンサイト対応は、予算・スケジュールの両面で大きな制約となりました。

✓ 対応策

本番導入前に東京本社でデモ機を借用し、事前設計・動作検証を徹底実施。現地発送前に本番機のセットアップを完了させることで、現地構築の経費と工数を大幅に削減。構築後の設定変更もUniFi Site Managerよりセキュアにリモート管理できる体制を整備。

課題 2 地方ロケーションにおけるWAN回線の品質・冗長性

牛深エリアではWAN回線の選択肢が限られており、ビジネス・イベントスペースとして十分な速度・帯域・冗長性を確保できるかが構築時まで未知数でした。

✓ 対応策

UDM-SEのロードバランス機能を活用し、3回線構成で冗長性の高いネットワーク環境を実現:

  • メインWAN(80%):NTTビジネス回線(OCN)
  • サブWAN(20%):NTTファミリー回線(OCN)※光電話と共用
  • バックアップ:NTTファミリー回線(OCN)※緊急時・単独イベント用
課題 3 電気錠の施工と無線チャネルの最適化

電気錠マグネットは導入時に国内在庫がなく、採寸・重量や取り付け設計を事前に行えませんでした。

✓ 対応策

汎用扉はマグネット施工位置を現場調整し、ウエスタンドアは造作物の加工で対応。UniFiのChannel AI機能を活用し、海沿いのロケーションに多いDFS検知チャネルをAuto選定から除外することで安定した無線運用を実現。

03 導入ソリューション

ネットワーク・映像監視・入退室管理を単一のUniFi OS上で統合管理。1つの画面から可視化・設定・運用が完結します。

UniFi Network — 有線・無線
UniFi Network 製品写真1 U6-Enterprise
UniFi Network 製品写真2 UA-G2-Pro
UniFi Network 製品写真3 UDM-SE、スイッチ、UNVR
カテゴリ製品名数量
ゲートウェイ / コンソールUDM-SE1
ネットワークスイッチUSW-Aggregation1
ネットワークスイッチUSW-Pro-Max-48-PoE1
ネットワークスイッチUSW-Pro-Max-24-PoE1
アクセスポイントU6-Enterprise10
UniFi Protect — 映像監視
UniFi Protect 写真1 UVC-G5-Dome
UniFi Protect 写真2 UVC-G5-Dome
UniFi Protect 写真3 UA-G2-Pro
カテゴリ製品名数量
レコーダーUNVR1
カメラUVC-G5-Dome10
カメラUVC-G4-INS1
UniFi Access — 入退室管理
UniFi Access 写真1 UA-G2-Pro リーダー
UniFi Access 写真2 UA-Hub、UA-Lock-Magnetic
UniFi Access 写真3 UA-G2
カテゴリ製品名数量
ドアハブUA-Hub7
リーダーUA-G2-Pro7
リーダーUA-G27
ロックUA-Lock-Magnetic(270kg)7
カードUA-Card20
04 構築フェーズ
 
Phase 1 / 2024年8月〜10月
要件整理・設計
フロア改修・内装・電気工事と並行して、東京本社内でラボテスト・基本設計・詳細設計を実施。UniFiの基本機能を検証し、本番機の事前設定・動作確認(ヒートラン運用)を完了。
 
Phase 2 / 2024年10月
構築・導入
現地NTT回線開通後、UniFi基幹機器のラックマウント・AP/カメラのインストレーションを実施。VLAN・DHCP・無線接続・帯域制御の設計動作確認を経て、電気錠取り付けや残工事にも対応。その後リモートからNWチューニング・VPN接続設定を実施。
 
Phase 3 / 2024年11月〜
テスト・運用開始
現地スタッフへのトレーニングを経てプレオープン。2024年11月19日の開所式をもって実サービスの運用を開始。
05 導入効果
¥0
年間ライセンス費用
≈0
運用開始後の
現地対応回数
1/3
他社製品比
(イニシャル+ランニング)
項目導入前の想定導入後
管理画面複数のシステムに分散1つに統合
現地IT専任者必要不要(東京からリモート管理)
ライセンスコスト継続費用あり不要
運用負荷高い低い
拡張性限定的柔軟に対応可能
06 担当者のコメント
「UniFiは単なるネットワーク製品ではなく、運用・拡張・継続を前提に設計されたプラットフォームです。」
最初に『運用』を設計することが重要で、そこから実現すべき課題が見えてきます。複数システムを統合することで管理は大きく簡素化でき、遠隔拠点・シェアオフィス・公共施設ではUniFiの価値が最大化できると感じています。
— 日本デーコムサービス株式会社
07 まとめ

UniFi Network・Protect・Accessの統合導入により、以下を同時に実現しました。

遠隔地からの安定運用現地IT担当者不在でも、東京からリモートでネットワーク・映像・入退室をワンストップ管理。
コスト最適化年間ライセンス費用ゼロ、他社製品比で約3分の1のコスト感を実現。
運用のシンプル化単一プラットフォームへの統合により、管理画面・運用フローを大幅に簡素化。
将来の拡張性利用者の追加・削除、入退室権限の変更、機器の増設が容易に対応可能。
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